馬鹿の一つ覚えのように炎上狙いの記事をブクマをするはてブ民へ

 
炎上狙いの記事をブクマすることは、なぜそのブロガーを支援し、さらにはインターネットにゴミ記事を増やすことになるのか。
 
結論から言えば、炎上狙いのブロガーの収益アップに繋がるためだ。
 
そのカラクリを順を追って説明する。
 
 
炎上狙いの記事に多くのブクマが付く
はてブのホットエントリに上がり、その結果他サイトやソーシャルからの被リンクも多く付き、結果炎上ページと同じドメインに対してのGoogleの評価が上がる。
ブクマのコメントでいくら批判をしても、はてブックマークやGoogleはブクマをつけた時点でプラスの評価になる。
そのブログにある他の記事のGoogleの評価も上がり、炎上と関係ないアフィリエイト記事などの広告の張られた記事が検索の上位に表示されるようになる。
例:炎上した記事が特定の人への暴言を書いた記事であっても、別の記事でマンガに関する広告の記事があった場合、「マンガ オススメ」などのキーワードで検索した時にマンガの記事が上位表示されやすくなる。
検索からブログに訪れたユーザーは、ブログ筆者が炎上狙いのゲスな人間である事がわからないので、広告をクリックしたり紹介された商品を買う。
炎上ブロガーの収入が上がる。
しかも、この検索上位に表示され収入が上がる効果は、“長期的に” 発生する。
炎上記事にブクマする事は、その筆者に安定収入をもたらすことに繋がるのである。
アクセス数の伸びと、収益に味を占めたブロガーが炎上狙いの記事を次々と書ことで、ホットエントリにくだらない記事が増える。
 
といった流れだ。
 
 
上記は主にSEOと収益源について書いたが、それ以外にも、一旦注目を浴びる事に成功すれば、たまにまともな記事を書く事で
 
「不良が少しまともなことするだけでも褒められる状態」
 
を作り出し、炎上して自分の評価を下げることで、誰でも言えるような正論を言っても好意的に受け取られると言うアドバンテージを得る事になる。
 
 

炎上そのものが金になるわけではない

よく「炎上自体は金にならない」というがそれは本当で、炎上した記事そのものの広告がクリックされたり商品が買われる事はあまりない。しかし、炎上によって別の記事が検索上位に表示され収益が上がる。もちろん、別の記事すべてが検索上位に表示される訳ではないが、炎上でブログで稼ぎやすい状況を作る事に成功するのは間違いない。
いわば今のはてなブックマークは、スパム天国なのである。


根本的な原因は、はてなブックマークのシステムではマイナス評価ができないという問題によるものだが、一向に改善する気配がないのでおそらく今後も変わらないだろう。

 

ちなみにではあるが、増田が炎上した場合の広告利益は、はてな社に入るので増田の炎上ネタはブクマしても問題ない。